第33回カーター記念黒部名水マラソン完走記

昨年、私にとっては、前々月のとくしまマラソンに続き2回目のフルマラソンであり、初めて4時間を切るタイムで完走したこの大会。
しかし実態は、サブフォー達成の達成感につつまれて堂々とフィニッシュ、と言うイメージではなく、暑さと高低さに負けて、37km地点で歩く寸前のスローダウン、左腸脛靭帯の痛みと右ふくらはぎの痙攣で息も絶え絶えの完走。
フィニッシュ後はしばらくビールを飲む元気もなかったほど。マラソンの厳しさを思い知った。

今年は雪辱するべく、そして、やはり前月のとくしまマラソンでサブ3.5を達成した勢いで、「上り下りをほぼイーブンペースで走り、自己ベスト3時間25分達成」を目標に富山にやってきた。

結果は、次の表をみてほしい。


だいたい、上り坂で若干のスピードダウンのを見込むと、後半かなりスピードアップしないといけない。ペース配分を考える中ではどう工夫しても今の実力では3時間30分切りが実現できそうにない。
実は、事前に綿密なペース配分を考え、直前の走りこみで上り、遅いとき、速い時とペース感覚をつかむようなトレーニングを計画する。

しかししかし。前日の天気予報ではやや低めの気温になりそう、ラッキーと思ったのも束の間。燦燦と太陽輝く絶好の好天となり、昨年同様25度を超す暑さに。(高低差はこれは
毎年同じ120m。)上り1回下り1回で上ったり下ったりでないのが救いと言えば救い。

結局前半はそこそこのペースを保つが、やや上りでがんばり過ぎたか?エクセル表の赤字の部分、12km前後の坂でイーブンペース、続く下りで加速、したのが響いたのであろう。折り返しを過ぎて
くだりにはいってから、脚は大丈夫なのだが、給水を頻繁にとり、どうしてもこの大会の特徴である、名水、と塩・梅干を別々に採ることが多くなるためか?全身の疲労感が半端ではない。
やはり、35kmくらいで、スローダウン。気力で頑張ればペースを保てたかも知れないが、ストレスを感じないで走る、のがポリシーであるため、じりじりと楽なペースを探すことに。
が、一向に楽にならないのである!転機は37kmでの塩ソフト。。薄塩ラーメンと塩ソフトを連続でいただき、ソフトクリームは、多くのランナーがコーンの「持つとこ」は食べ残しているようであるが、手に持って、食べながら走ることに。
これが不思議に効いて来る。ちょっとずつかじって40kmくらいまでソフトとともに走る。自由の女神のような気分。「持って走っている!」て掛け声も聞こえたりしてモチベーションUP。
40km 42kmと給水所では欠かさず水を浴びクールダウン、一瞬脚を止めざるを得ないが、水も飲んで生き返る。おかげで、フィニッシュの体育館が見えるあたりから加速、フィニッシュ直前には多分4:00/km近くまでスピードアップして
息を切らせてフィニッシュ。一方的なスローダウンでなく、最後にスパートできたので、少しは気持ちよかった。
それに、昨年と違っておなかも減ればビールも飲みたい。猟師なべ、水だんご、鱒寿司、の順に少しずつ食をすすめ、そしてビールで乾杯!!
しんどいけど面白かった!!

完走記は以上。

今回も本番以上に印象深かったのが、前日イベントの生地街歩きと高橋尚子トークショー。なんと野尻あずささんが来てくれた。
街歩きでは、本当にめだたない、清楚な白いシャツとパンツルック、キャップをかぶってちいさな女の子が街歩き一行の一番最後から着いてくる。そんな感じ。
きゅうちゃんが時々引き立てようと、のじりちゃん、と声をかけるけど、それ以外はさっと引いてる。すごいランナーなのに。

(私は、きゅうちゃんが呼んだときには、あずさちゃん、あずさちゃん前いきいやあと、背中を押す役をやってたりして。。)

トークショーでは、きゅうちゃんが、「今は充電期間、でも、これまでもみんなにいっぱい応援してもらって走ってきたので、みんなを応援できるときはしておきたい、そんな気持ちでプライベートでここに来てくれました!」て紹介。
そしたら、のじりちゃん、涙を浮かべている。
どんな想いが去来しているのか、本当のところはわからないけど、応援でちからを貰ったのがとても嬉しかったのと、心から地元で育ててもらった大会とそこで走るランナーを応援したい、その気持ちは本当に本物なんだ、とぐっと来た。聴けばスキーの世界選手権選手を争ったところから、マラソンに転向し小柄で控えめな印象とは違って。大変なチャレンジを続けてきた選手。あっけらかんとマラソン楽しんでいる僕ら大勢のランナーを見て、何か感じるものがあったのかも知れない。

ひとりで走っているようでも、家族やボランティアやその他いろんなみんなのおかげでマラソンを走ることが出来てるんですよ、
ときゅうちゃんが言い続けている、その言葉がさらに実感できたような気がした。