必殺!祭りコーディネート
KNOWHOW
- だんじり保存会
- どこの町でも同じでしょうが、従来祭りを担ってきた旧村、宅地化が進展し、増えた 新住民。祭りに対する意識もかなり違います。
古くからの住民だけで祭りを盛り上げていくのは、高齢化が進んでいること、若者の減 少などでかなり難しい。しかし、多額の寄付、祭りへの思い、など祭りを支える基盤層で あることは間違いありません。
新住民は、世代こそ若く、だんじりのひきてにもってこいですが、祭りなど地域活動に ついては、多様な考え方、行動様式を持ちます。
祭りの持つ、宗教色、参加強制、寄付等には、抵抗がある人がいるのは当然と言えば当 然です。しかし、高度成長期、バブル期にくらべれば、地域コミュニティやボランティア 活動への感心は高くなっており、祭りの企画や運営方法をオープンにすれば、協力してい ただける場合が多いのではないでしょうか。
そこで、どちらの層にも受け入れられ、誰でも参加できる祭りをめざして、だんじり保存会を組織しました。
- 宗教色を薄く。
- 神社の氏子、古くからの住民、年長者中心の運営から
町会を基盤に、比較的新しい住民の方、高校生など、若者も加わる運営に
- 会計や仕事の分担を明確にする。
- ハイテクだんじり
- 残念ながら、うちのだんじりは平成5年に新調したもので、格式、大きさなどではよ そに負けてしまいます。
そこで、メンバーの有志が相談し、リレー回路で、順次点滅 が可能な提灯を工夫、祭りの主役だんじりの魅力を高めようとしました。マイク使用、だんじりや囃子が伝統とは違ってくることなど、問題もありますが、試行錯誤を進めています。だんじりを「いじれる」となると参加する若い人にとって、魅力が高まるのは間違いないようです。
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- パソコン処理
- うちの祭りでは、町会23班計400世帯の名簿、寄附金集計、チラシ、回覧板、ポ スターの作成など、雑多で骨の折れる仕事が一杯。
当初、OFFICE95を使い、名簿、寄付金集計、寄付者名前集計を連動して行いはじめました。
まず、昨年の寄付者名簿をベースに、エクセルで町会全世帯の名簿(氏名と班のみ) を作成しました。今年の寄付金額集計は、ここに、いただいた金額を入力するだけです。 オートサム、並べ替えなどのごく基本的な操作だけで総集計、班別、金額順、など、祭り の運営に必要なデータに加工できます。
寄付者名は町会会館に掲出するのですが、この名簿を金額順に並べ替え、氏名のセルだ けをコピー、ワード文書にテキストのみを張りつけます。あらかじめ、ワード文書は110ポイント、行書体、A4縦書き3行に設定してあります。これで、毎日いただいた分だ けを金額順にどんどん追加できます。商店などで、文字数の多い場合などの例外的な場合 だけ、フォントサイズ、字間などを調整します。
順番に掲示板に貼りだして作業完了です。その後、雨対策のため、ラミネーターを使い始めたり、連絡にメールを活用したり、少ない事務局で大きなイベントを行うのに大きな力となっています。地図ソフトなどは、曳航コースの設定や警察への許可申請の際の参考資料を作るうえでも便利です。
集計金額のリストは、領収証などの発行、管理にも活用できます。
- インターネット
- このホームページの存在なのですが、町内、さらには藤井寺市民で、何世帯がインタ ーネット環境にあるか、定かではありません。私の知る範囲では町内では、私の他に、5 件くらいでしょうか。実質的な役には立っていないのが現状です。
そのうち、「電子メール回覧板」「日程変更などはHPを見て」などということになる のでしょうか。
ただ、「うちのだんじり、ホームページがあるねんぞ!」という感じの手応えはありま すので、祭りの求心力みたいなものをつくるのに一役買っているのかな、と自負しており ます。
また、チラシなどにアドレスを載せておりますが、行政サイトからのリンクを断るところが多いのには首をかしげます。地元のイ メージPRに役立っているようですし、区長会がベースの団体で身元も確かですから。特に藤井寺市役所が冷淡なのか、やる気がないのには本当に残念に思います。球場さよならフェスタでも市の広報は、後出しに終始してきます。救いとしては、藤井寺商工会、なぜか、東北圏やお隣羽曳野市がメディアを導入に非常に好意的で、コンテンツの作成や写真提供などに、大変協力して いだいております。
大企業、自治体、全国組織の団体などでは、既に「御社はまだ、ホームページはお作りで はないのですか?」という風に、ホームページがないのは、恥ずかしい時代となっている ようですが、祭りについてもそんな時代が来てしまったようです。