だんじりのルーツはしゅら! 2
だんじりとしゅら
私は、このHPを作成する中で、多くの人から資料の提供など、ご協力をいただき、その中で、藤井寺郷土史研究会のメンバーの方から、大変貴重と思われるだんじりの起源についての論文を いただきました。
私なりに解釈すると、だんじりはもと、土木工事の際に石を運ぶのに使われたものであり 、形態や由来、細部の意匠などから見て、しゅらが祖であると考えられるということです。
私は不勉強で、考古学や歴史にはからきしダメ。岸和田のだんじり研究会に関係されているらしい前河氏の こともまったく知りませんでした。(いろいろ照会しましたが、氏の連絡先すらわかりません)
そこで、とりあえずHPに内容を紹介させていただき、HPを見られた方の中で、だんじり=しゅら起源説 、前河氏について、ご存じの方がいらっしゃれば、お教えいただきたいと存じます。
とりあえず原作者に無断で紹介させていただく、非礼をお許し下さい。
- だんじりの起源は修羅である。(前河三郎氏の論文から私が読み取った要旨)
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- だんじりと修羅の綱をとおすホゾ穴の機能、数の類似。
- だんじりが土木工事に使われた石曳き車であることを示す築城絵図等の描写
- 修羅が仏教語に由来する命名であることと、だんじりの装飾が仏教の須弥壇を模したものと考えられる こと。
- 太鼓台の香川県、愛媛県地方での呼称=チョウサの語源が、土木工事に関係していること。
- だんじりの車輪がコロに軸を通したものであることを示す大阪茨田大宮のだんじの存在
- だんじりの彫り物は修羅場(戦場)を描いたものが多いこと。
- 岸和田だんじり祭の起源が大和川改修を祝う祭であるとする説。
- だんじりのはじまりと伝えられる誉田八幡宮ほか、八幡信仰はインド神話に現れる修羅と帝釈天の物語 に起源があると考えられること。
その他、八幡信仰の要素である放生会とだんじり祭の関連、八幡信仰の分布地域、八幡神社の分布とだんじ り祭の分布が重なること等。
- 祇園祭の山鉾の台座を石持ちと呼ぶこと。
道明寺のだんじり
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