月: 2017年11月

大田原マラソン遠征記

関東以北の大会に行くこと、昨年まではなかったのだが、仙台ハーフ、北海道、そして大田原と最近チャレンジしている。

走りたい日程に近くのマラソンがあるのに抽選で落ちてしまう。

大会ならなんでも良いのではなくて高評価の大会を選びたい、で遠くの大会を選ぶことに。

大田原マラソンは制限時間が長い市民マラソンが増える中、4時間の制限を続けていることで有名なシリアスな大会。

一度行ってみたいとは思っていた。調子悪かったりすると競技中止になつてしまう。

また、コースの高低差が80m、奈良や黒部など高低差の激しい大会はあるけど、ここまで見事に後半がすべて登り、みたいなのは少ないんじゃないかな。

また、今日は朝から雨である。寒い。アップが十分できない。あー並んだ時点でもうシューズがびちゃびちゃ。

どうせ汗かくからびちゃびちゃなるし、と勢いで走り出すのだが、後半がきついのわかっているので前半は体力温存。

しかし前半もコース高低図にはない小刻みなアップダウンあるやん!

28kmくらいまでペースで維持したかな?

あとが大変。しかもこれまでにはない調整不足が後半に響くことに。

まず足裏が痛い。インソール新調したので快調のはず、なんだけど、雨で足裏がふやけるのか、痺れてくる。

34kmくらいであしが攣る兆候。効くという漢方薬をポーチに仕込んである。嚥んでかなり回復。

昨日、今日と炭水化物とり足りなかったか?ハンガーノックの兆候まで。

筋肉が動かなくなって無理に走ると関節にガンガン負荷がかかる。いわゆるガス欠。

休んでも回復しない。カロリー、糖類を取らないといけないので、手持ちが完全になくなった38kmくらいだったろうか、コース沿いにあったコンビニに駆け込んでエネルギー量が多そうなのを選んで補給

コンビニのおばちゃんが「頑張って」て送り出してくれてぐんと効果が。タイムは少しもったいないことになるけど、レースを続けられなくなると悲惨。完走タオルは欲しいのさ!

ペースダウンしながらもあと3kmあと2kmとラストスパートのタイミングを探すが抜かれるより抜く方が多いし、みんな相当傷んでいるようだ。おまけに風が強くなってきた。小刻みなアップダウンもやってくる。

痛いのは気のせいや!と思うことにしてなんとかフィニッシュの競技場に。

ところがトラックに入ってから向かい風がすごい。止まりそう。最終コーナを回って追い風になると、なんとかペースアップ。

フィニッシュするとテレビ栃木の取材はあるわ、ドリンク、あんぱん、タオル、ジュースといっぱいもらえる。あーハンガーノック後遺症でダメージ尾を引くな、と思いつつ、ありがとうありがとうとボランティアさんの中を通り、更衣エリアへ。

やっぱりダメージ大きい。アシが曲がらん。ま、そこまで酷くはないか。。

貴重品預けの返却を受け、濡れたウェアを脱ぎ、更衣完了。

一緒に出てた学生時代の友人とも会えたし、けんちんうどん300円ナリをいただいてシャトルバスへ。おっと。まだびいるを飲んでない。それくらい疲れたか?

西那須野駅までのシャトルバスは待ち時間も最小限で快適。西那須野駅から宇都宮行き普通に乗車。

疲れたアシではあるが、もらったアンパンと缶ビールを楽しみながら宇都宮駅で乗り換えた快速、上野東京ラインで上野に向かう。

今日は都内泊、マゴの顔でも明日見てくるかな?

ツカレター早く帰りたいよう!(^-^)


下関海響マラソンおもてなし前夜祭

前夜祭と言いつつ、ちゃんと開会式になっている。以前は整理券で誰でも入れたのだが、そりゃあ人気が出るだろう。昨年から事前申込み、抽選になった。今年は倍率2倍だとか。ランナーの申込み自体も46分で締め切ったそうだから、今日会場にいるランナーは、本当に運がいい。昨年は事前申込みになったのを知らなくて、参加できなかった。一昨年は早めに来てしっかり整理券もらったのに。。

これ、参加できるのと出来ないのとモチベーションが全然違う。

会場でみっちゃんこと、道下美里さん、千葉ちゃんこと千葉真子さん、お話できて写真撮ってもらって、もーシアワセ。

道下さん、視覚障害なのに、僕ら以上に屈託がなく底抜けに明るい。元巨人の宮本選手や猫ひろしなんかもタジタジの話術とツッコミ。。

また言うことがいい。

10年前の下関海響マラソンで初めてフルマラソンを経験。たくさんの応援の中、たくさんの知らないランナーとともに走るマラソンにすっかり魅了されてしまった。

あの時の楽しさ嬉しさがあったから10年間マラソンを続け、パラリンピック銀メダルにまで手が届いた。10年前の楽しさ嬉しさを知らなかったら今までマラソンを続けられたかなあ。

会場でも小柄でよく見てないと踏んづけかねない(それはオーバーだけど)、存在感があって周りを明るくできるひと。で、障碍があるなんて感じさせない。そしてアドバイスを求められると話が止まらない千葉ちゃん。

市長も走るとか。。

これだけ元気を貰えるとごはん食べなくても走れそう。(無理)

そしてフィナーレは福岡のチアリーディング部チーム。男性3名がはいる小編成で、人数少なくて大変だろうと思って見ていると、

男性は単に数合わせでなく1人で女性をリフトする大技を決めている!

ああ、制約の中でも頑張ればこれだけのことが出来る。何かわれわれランナーとだぶって見えてじーんと来てしまう。

ああ、ランナーは、雨の中走ったりケガしながら走ったり、アホだと思うけど、やっぱりアホだけで走ってるわけやないんや。

みんな、テーブル上のコップとか片付けてだれも言わないのに。

逆にボランティアさんが、あーそのままにしていてくださいねっ!て言ってくれる。

でもこれだけ応援されるとすっと手が出てしまうのよ。

すれ違うスタッフの皆さんにありがとうありがとう言いながら会場をあとにした。

明日は晴れだ。。