月: 2018年11月

大田原マラソン 完走記

夏場の猛暑とあきくちにさあ走ろうと思った時に足裏を故障したので、6月くらいから月100km走れてない。そうそう。その前にアイルランドから帰国してジェットラグ(時差ボケ)が約ひと月続いたのもあった。

俗に走った距離はウソをつかない、言う。逆に言えばサボっていると必ず走れなくなるのだ。

しまだ大井川マラソン(10月28日)が正にそれ。悪くとも4時間くらいで走れていたのが、5時間を切るのがやっとの状態。で、それからは多少走る距離を増やして来たが最盛期の月300kmには及ばない約200kmくらい。

今回もダメ元でのぞむ。

作戦としては30kmまでちゃんと走る。そこで限界がきたらリタイアも辞さない。

で、本日(11月23日)、

スタートからちょうどそばにいた3時間30分のペースランナーに着く。30kmまでできるだけ着いて行って、多分果てるからスローダウン。

やってみたら25kmまで上手く行くやん!5kmごとのラップ、スプリット言うのかな?が、24分台で揃ってる。さすがペースランナー、ミズノランニングクラブ、の実力はすごい。おそらく彼らはサブ3で走れるから、ラクラクであろう。

練習不足、高齢、体重増加の僕はそうはいかない。23kmからのダラダラ上り坂のあたりからペースを落とし、20-25kmが25分台に。25-30kmは29分台と完全に着いていけなくなった。で、一旦30kmのタイム計測マットを超えたところで走るのをやめる。脚が攣る兆候があちこち出て来てるし、予定どおりの行動。

あと、ずっと歩くと一般の大会なら5時間くらいで完走できそうだが、大田原マラソンの制限時間は4時間。6分/kmくらいで走らないと失格だ。リタイヤしようと打ち切りポイントに向かおうとするが、ヨタヨタ走るランナーに抜かれると、まだ僕の方が走れるかなあと言う気になって来て、ままよ、走ってやれ。

そうしたら、風はだんだん強くなるし、右ふくらはぎ、左太腿、など、順番にあちこち痙攣が来る。完全に攣ると元に戻すのが難しいので左が攣ると右に重心を移し、給水所では水で冷やし、時々立ち止まっては脱力体操をして、筋肉の緊張を緩める。攣っているところを伸ばそうとしてもあまり効果がないように思う。

そこからの1km 1kmが長いこと。

終盤に行くほど沿道の応援が増えてきて、頑張れー、て声聴きながらやめるのは難しい。40kmまで、だましだまし走って、あと、歩いてもギリギリフィニッシュできる!と言う確信が持てるように。しかしそれ以上にアシにダメージがきているので 1km6分がでない。結果、最後まで走りきって最後はそれなりにスピードも戻り、3時間53分30秒でフィニッシュ!

あーしんどかった!

30km走が出来る走力が戻ってきているのと、ダメなりに持ち堪えるRUNが出来たことでしまだ大井川マラソンの時より少し自信が戻ったかな?

来週はNAHAマラソン!(笑)

あちこちダメージきてるけど、早い回復のため、少しずつ走ろう!明日から!


キヤノン・ニコン ミラーレスカメラに観る販売戦略

ニコンZマウント、キヤノンRFマウントとマウントが一新されたフルフレームミラーレスカメラがが登場し、カメラ市場が活況を呈している。

スマートフォンのカメラ機能に押されて、コンパクトカメラは絶滅状態、一眼レフカメラも、停滞感が強かった中で、明るい話題だ。

カメラマウントは、ブランド力と相まって、ユーザーを囲い込む手段となって久しいが、ここに来て変化が出てきている。

まず、ソニー、マウント情報を公開して、自社のFEレンズを他者が作ることを認めている。ミノルタαシステムからの流れを汲む同社のカメラではあるが、ミラーレスカメラに参入する際に新マウントに変更。キヤノンやニコンに対抗できるレンズのラインナップを急速に整えられるか、疑問を感じていたが、ツァイスをはじめ、優秀なレンズが他社からも多数商品化され、成功を収めている。

産業界ではオープンイノベーションが有力になりつつある。

が、カメラの世界では、ニコン、キヤノンの両雄とも、基本は囲い込み戦略を取るようで、レンズ情報は公開されていないようだ。

その2社でも、商品企画、販売戦略はかなり異なっているように見える。

理屈として理解しやすいのはニコン。

最高画質を追求し、ボディ、レンズとも画質・スペックとも、最高レベルを目指すことが軸になっている。

新マウントで完全電子化、大口径化によるレンズ設計の自由度拡大(キヤノンよりさらに1mm径が大きい)を軸にこの秋発表されたカメラもこの点徹底されている。

記録メディアはXQDで、互換性より書き込み読み出し速度が速いことを優先。商品ラインナップの上位機種から発売。

ただ、少しブレているのでは?と思われる点もある。

例えば、高性能を歌う割に簡素で高級感の乏しいレンズ外装、性能は機能、と言うことであろうか?しかしブランドの訴求は弱くなるだろう。

画質以外の連射速度等が月並みであり、この部分は、先行のソニーに比べても見劣りがする。画質は最高だが、AF速度などでは、同社一眼レフの方が上、(間違いはないのだが。)と、諦めているのか?一眼レフ機に次ぐ最高性能?、この矛盾のようにも見える姿勢が商品企画・販売戦略に迷いを生じさせているのかも知れない。

また、高性能重視の姿勢も記録メディアが高性能でも、互換性に欠けるものであることは購買動機を削ぐものだ。また、高級機から発売したことも数を追い求めないとのメッセージか?とも思えるところがある。

さらに大口径化でレンズ設計の自由度は高まるであろうが、キヤノンよりさらに大きな55mmと言うのは、設計時のパラメータに大きな幅が出ると言うことで、これまでの限界値をそのまま引き継いだキヤノンに比べて、「自由すぎるしんどさ」が、後々ニコンを苦しめるような気もする。レンズ後群を大きく出来ない苦しみから解放されたのは良いが、逆にニコンはレンズ後群の大きなレンズ設計には経験が薄いはず。コンピュータが使えるので大きな問題ではないかも知れないが、元々キヤノンより開発リソースの小さい(企業規模が小さいし。)ニコンでは、検討すべきパラメータの範囲が広いのはそれなりに体力を消耗するのではないだろうか?

これに対しキヤノンはバランス重視で奇を衒ったところがない。

マウント口径は据置き。ミラーレス化に伴いフランジバックのみ短縮。記録メディアは一般的なSD系。買いやすい普及機種から発売。

販売は、まだまだ分からないけど、キヤノンが一歩リードしているようだ。

もうひとつのフルフレームミラーレスで注目されるのは、ライカ、パナソニック、シグマのLマウントアライアンスである。

カメラ・レンズの世界では珍しい、協業であり、マウント情報もオープンになる。ソニーとも違うのはカメラの製造もアライアンスメンバーに許されること。

これが成功するとカメラの世界においても囲い込み戦略よりオープン化が有利、と実証されることになるため、私は帰趨に注目している。

無論、プロにも信頼され、多数ユーザーがついているニコン・キヤノンであるから、消え去ることはないだろう。

が、ソニー、Lマウントアライアンス、二つの、オープン化戦略を取る陣営がかなりのシェアを食うことになれば、相対的に両者の存在感は薄まる。仮説として、そうなるんじやないかな、と私は考えている。

ソニーは、極めて短い間に開発リソースを集中して自社開発のレンズも揃えた。しかしツァイスなど他社の魅力的なレンズが投入されたのも市場に、食い込むのに大きな力になったであろうことは間違いない。

Lマウントアライアンスに至っては最初から3社がレンズを開発していくことになる。ソニーよりさらに強力な布陣である。

パナソニックのマイクロフォーサーズをメインにしている私。開発リソースは、そちらにも振り向けて欲しいけど、それにもこのアライアンスは好影響をもたらすんじゃないかなと期待している。

そう言えばフォーサーズもマイクロフォーサーズも後発のマウントとしては、一定成功していると思うけどオープンな規格である。

他でも交通系ICカード然り。クレジットカード然り。マイルやポイント、顧客囲い込みに熱心な日本企業、その間にオープンイノベーションの波に乗って電子決済サービスなど新しいビジネスが台頭、あっという間に日本企業は置いてけぼり、と言ったケースが後を絶たない。そろそろ囲い込み商法の限界が来ているのではないだろうか。


自作PC マザーボード 交換の記録

簡単に半日作業で終わるはずが、一週間越しの道程に。

Intel コアi5 の第9世代CPUが出回りはじめたのと第8世代がなぜか入手困難なので、最新版にアップデート!と欲張ったのが事故の元。◯橋でも確認はしたのだけど、MBメーカーが対応する、と言っていたBIOSがリリースされてない。モデル切り替え時期の事故としか言えない状況にはまってしまった!

組上げて起動するとブートLEDが点灯するだけでBIOSを読みに行かない。当たり前。

件の店に相談すると、BIOSが対応済みのMBに交換するしかないとのこと。

入荷を待つ。

とすると、元のPCを組み直さないとPC作業もiPhone(iPodがわりになっている)との同期も取れない、ので、復元。

しかも新しい方はMBをはずさないといけない。で、新しいMBが着いたらやり直し。

そのかわり、新世代に切り替わる際のリスク、10年近く前に入れた元のCPUの仕様やアーキテクチュア、製造プロセスなど様々に勉強になった。

44nmくらいだったのが14になってるし。しかしグラフィックボードの規格はPCI ex ×16、NVIDIAで見かけ上あまり変わってない。この会社はすごい。かつてはやすい割に速い!にしか思ってなかったがAIの時代になって、急激に伸びてる。

機械学習に必要な高速プロセッサの分野で有名。浮動小数点演算と言ったか?

が速くできるらしい。

CPUにやらせずGPUにやらせるとか。

一番実感できたのは意外にケースの進歩。

イルミネーション、RGB機能と言うらしい。でLEDを光らせることが出来る。僕には関係ないけど。ケースにアクリルの窓が開いてるのは、通常のアラート用のLEDがきらきらするだけでなんとなくシュールである。楽しい。

CPU冷却が水冷を選べるようになっている。水と電気ものは相性が悪いと思っていたのに、まあ、半導体製造に使うステッパーなる高価な装置も液浸方式と言う水を使う方式が一般的になっているからそんなものか。おかげで日本のニコン、キヤノンなどはこの分野で遅れをとることに(業界ネタ)

CPUその他の処理速度が上がるのと同時に省エネも進んでいて、結果、音が静か。

DVDなどのディスクが使われなくなってきてるのもショツク。SSD、USBなど固体メディアとデータダウンロードに移行しているのだろうね。

とかなんとか。

とにかく新しもの好きなんですよね!

人間に学習機能がないので、HDDをこの際集約してリソースを節約しようと3TBのHDDを追加注文、さらにm2 SSDもいいな、と懲りないヤツなのでした。