http://osaka-koudai.com/2013-HTML/sien-tua-2015.html

NPO法人大阪府高齢者大学校 東日本被災者支援大学校レポート

□2015年8月25日(火曜日)から8月27日(木曜日)

□塩竈市 松島町 石巻市 追分温泉(25日)

女川市 東松島町(26日)

仙台市 名取市閖上(ゆりあげ)地区(27日)

 

とにかく、上のURLをご覧ください。私もNPOの立上げの時から運営に参加させていただいる、大阪府高齢者大学校のレポートが簡潔にして的確。被災地の現在状況を的確にのみこめます。

私が感じたのは、阪神淡路大震災に比べたときの復興の遅さ。

阪神淡路大震災では、新幹線含め甚大な被害のあった鉄道の中で一番復旧が遅かった阪神電車が160日後に不通区間を解消しています。

https://fjiidera.com/day/2013/09/01/ (私のブログの過去記事)

ところが、東日本の被災地では、仙台と石巻を結ぶJR仙石線が大きな期待を持って全線復旧したのが今年5月。路線を大幅に高台に移動させての難事業だったようです。が、未だにバス(BRT)転換などで鉄路がつながらないところもあります。

津波に被災した海岸沿いに住めない、高台移転や防潮堤建設、地盤かさ上げなど根本的に災害に強い町に大改造する、方針決定や工事も大変なのは理解できるのだけど、関西で半年のところが4年かかっていいのだろうか?

「災害を受けてから、順調に生活を再建できる権利」みたいなものが関西人にはあって、東北にはないのだろうか?

なんぼ難しくても、とりあえずの復旧は全国どこでも同じくらいの速さを保証するようでないと、人生の一時期を失ってしまうことになるわけで。

神戸港のコンテナふ頭など、産業基盤も概ね2年で復興しているし。仮設住宅は5年後の2000年に解消していますが、それでも十分長い期間。多くの高齢者が仮設で亡くなりました。

旅の中で被災体験を語ってくれる被災地の皆さんが前向きで明るいだけに一層「辛抱」の大きさがひしひしと感じられました。

どうすればいいのか、難しいですが、「しょうがない」と賢く理解するのでなく、「早くやらないと!」と外からも言い続ける、少なくとも、みんなが見る知ることが大事じゃないかと思います。