とくしまマラソン行って来た!
昨年、初マラソンを走ったのがとくしまマラソン。初めて42.195kmを走りきった感慨はひとしおのものだった。また、沿道の応援や手厚いエイドも言いようのないうれしいものだった。
そんなこともあって、思い入れのあるとくしまマラソンに今年も早々にエントリー。
長文になるので(1)〜(4)にわけて連載します。
まずは(1)前日イベントのFUNRUNスクールから!
(1)とくしまマラソン2016FUNRUNスクール
第1部がPUSH PROJECT(心肺蘇生講習)、第2部が金哲彦さんと高橋尚子さんのランニングセミナー。昨年のこじんまりした会場から市立体育館に変更されているが、土足で体育館のフロアにあがる設定で、音響設備や司会進行、誘導なども簡素なもので、若干イベントとしては造り込みが不足している?。
それでも、心肺蘇生講習は各地のマラソンで開催されるのが当たり前のようになってきてすっかり定着している感じ。早くから会場にランナーがぞろぞろと。
出来るだけ盛り上げてやろうと「119番とAED」とか、「安全を確認して」とか、オーバーアクションを心がけるが、勢い余って「119番と救急車お願いします!」などと、言いそこ間違えたりする。
まあ、ウケたからいいとしよう。もちろん源さんがフォローしてくれるし。声を出すのはいい気分だし大会前日にプログラムが用意されている時には必ず参加している。次の高橋尚子杯ぎふ清流マラソンでもハートサポートランナー講習会に申込んでいる。
第2部のランニングセミナーは、こんなんあり?と言うくらい豪華なもの。知事の挨拶に始まり、金さん高橋さんのトーク、これが面白い。昨年の黒部名水マラソンの時のようなきゅうちゃんひとりのレクチャーも面白いのだけど、やはり話題の幅がひろがる。なぜか毎回川内優輝選手のカレーや、2012年大会の荒天でのきゅうちゃんの「本当に走るの?」みたいなコメント、そしてメドックマラソンでワイン23杯?飲んで快走したお話し、がネタにされている。
そして、翌日に控えた本番でのコース・天候対策、その他攻略法がこまかく伝授され、ストレッチの実技、質疑と進み、最後は隣接小学校のグランドで実際に走る。きゅうちゃんとも金さんともヨコヨコで声かけてお話しながら、質疑の時には控えた質問をしたり、昨年の黒部名水マラソン・前日イベントの生地(いくじ)街歩きに参加したこと、5月の岐阜清流マラソンのお話なども交えて、雑談。(他のひとも話したいだろうから、手短に、終わったら場所を他にゆずる。)
これ、得難い機会だと思う。きゅうちゃんとヨコヨコやで。自分が聞きたいQ出せるねんで。整理券並ぶのにやや労力が要るけど、本番走らなくても元取れてる感じ?
丸亀ハーフでの千葉ちゃんとのヨコヨコも良かったけど。
で、ヨコヨコになりながらとくしまマラソン特有の、吉野川にかかる橋梁の下をアンダーパスする際の小刻みな下り・上りの高低差の克服法を聴く。昨年の下関海響マラソンのときだつたか、尾崎好美選手に坂道の克服法を質問したら、答えは、下りはスピードを殺さない、勢いを生かして自然にスピードアップする、上りではペースは自然と落ちるが、出来ればピッチは保つこと、だった(下関は大きく行って4回上りがある。高低差もかなり。とくしまとは条件が異なる。。)が、今回の答えは、下りで速くなりすぎない。小さくても数があるので、後半足に響く。とのこと。なるほど、坂でも一様ではない、場面に応じて乗り切り方があるのである。
これが、本番役に立つことになる。コース変更で西条大橋のところで一旦堤防の下まで下り、比較的長い上り坂が続くようになったので、ここでの負担が結構増えたこともあり、脚、特に膝の負担を少なくして、後半のペースを維持できた。
第1部第2部と通して参加して思ったのは、第1部は、水泳オリンピックメダリストの源純夏さんが講師なのに、第2部の高橋尚子さんに比べると扱いがそれなりで、何かもったいない感じがした。
欲を言えばもう一段演出にチカラを入れて第1部も大盛り上がりになればさらに良かったか?コンテンツは価値あるものなので。
大会の安全性を高めるために、意識の高いランナーをターゲットに、第1部、第2部抱き合わせにするのがいいと思うのだがどんなものだろう。
しかし、前日のランニングセミナーで3km近く走り汗ばむことになるとは思わなかった!
心地よい疲労感ときゅうちゃんはじめ、レクチャー、実技と濃密な時間を過ごした充実感に浸りながら、ご褒美のビールを求めてランナーズ・オアシスの会場に向かうのであった。