8月初めに足裏を痛め、8月9月と150km程度しか走れず10月から通常ランニングに戻ったところで、不安を残しての出走でした。
和歌浦ベイマラソン(ハーフ)は無事に走れたのと、10月は300km走っているし、コースは去年経験済みだし、なんとかなるかと思ったけど甘かった!

トレーニング不足と、にも関わらずベストレコード近いペースを設定して前半で、体力を消耗。終わってしまいました。
下関海響マラソン自体は、運営は、もう堂々と安定したもので、何のストレスもない。特に今回は、春のとくしまマラソンで3時間30分切りの記録を出していたので、Sブロックスタートのメリットをいただき、更衣室も専用でスタート前給水も用意していただき、感謝感激だったのに。

失速。救護スタッフにはじめて声かけられるし。(大阪マラソンの時と逆の立ち位置!!)

一時は棄権も考える状態に。へろへろで、足裏が痛い、呼吸もしんどい。前夜からスタート前の給水が失敗だったのだろうなんとなくしんどいし、フォームが崩れているのか方がやけに凝る。
が、スタッフや沿道の方々の応援、アイシング、給食のおかげで、歩いたり走ったりしながら、体力・気力を盛り返し、最後はペースアップしてフィニッシュ。

尾崎好美さんのアドバイスでもあったように、海景の美しさにも救われた瞬間があった。
下関のひとと、風景、手厚い体制に感謝。

細かくふり返ると、
スタート直後はSブロックスタートゆえ、回りと比べて極端に遅くならないよう、走って最初2kmが4:10/km台。
流石に、走りすぎなのでペース落とそうとするも、全盲ランナーの道下さんや猫ひろしと併走する瞬間もあり、
ペースが落とせない!!周りに釣られる。単純な性格。
17kmくらいまでは、4:45/kmくらいをキープ、上りに備えて、トイレ休憩、そこから5:00/kmくらいに切り替えたのはよかったが、既に遅かったか?最大の難所、彦島大橋を通過し、去年も左ひざにいやな予感がした25km地点くらいから、呼吸も脚も足もとても疲れた状態に。特にどこが壊れているわけでもないし、ハンガーノックでもないのだが、徐々にスローダウン。足裏が特にストレス。僕は左右で足の大きさが違い、左が26.5cm 右が26cmでぴったり。で、前回の和歌浦ベイマラソン前から26.5cmのシューズに変えたのだが、右の前後動が大きくソックスに皺ができるのか、右足裏が痛い。

とろとろ走っていて3.5時間ペースランナーの集団に抜かれて、「今回はあかんわ。」みたいな感じに。次の関門でリタイヤ、か残りを歩いて制限時間内に戻れるか?
一度歩くと、再び走り出せるほど疲労は回復するものでなし、左大腿前側が痙攣しそうになる。暑い。立ち止まると目が回るような感じがある。
長州出島の給水所までに3回ほど歩いて、折り返し。ミズノランニングクラブのペースランナーの方がセミナーで教えて暮れた、高校生=「JK」のハイタッチで元気をもらい、給水所ではゼリー、そうめん、スポーツドリンクにばななと、そこそこたくさん採って、回復に努める。確か、食べるだけで血糖値が上がるので即効性があるはずだ。食べて吸収されたエネルギーが出てくるのは、もっとあとになるだろうけど。

32kmくらいの給水所で痙攣しそうなところに大量に水をかける。不思議と痙攣がとまる。あと10kmもない。なれば、普段の朝RUNと同じだ、歩いてでも完走はできる、と前向きな気持ちが沸いてきた。復路の大橋の下りで少し歩いて、あとは給水所で立ち止まる以外は復活。6:00/kmくらいの速度に回復し、最後1kmはそこそこのペースに戻り、「あと少し、がんばる!」とか叫びながら何人も追い抜いて、なんとかレースのカタチにはしたかな。
んー。考えると1kmまるまる歩いたのは1カ所。もうちょっと根性でなかったものだろうか?いや、無理してリタイヤしてたかも。。

4:07:42 初マラソンのとくしまマラソン2015が4:04分少しだったから、私にとってのもっともツライマラソン。
今まで順調過ぎたのだよね。ベテランは何回も痛い目にあって強くなるんだよなっ。
まあ、途中の状況は、完走できたのが不思議なくらいで、まあ、故障明けのコンディション整わない中では良く頑張ったかな?

次は奈良マラソン。こちらも運営は素晴らしいが鬼コースとして有名。
夏場に練習量を保ち、坂道練習もして、しっかり足腰のコンディションを整えた上で、前半は目標など定めずにラクに走るくらいの余裕もって臨もうかな。いや、欲が出るんだよなあ!!