昨年は主に完走メダルの手渡し場所がわからずもらえなかった、などの事象についてネット上で苦情がかなりあった。そうなると規模やら後夜祭なんて行きたくない疲れて帰るだけ、とか、そもそもスタート会場の動線が、とか、書き込みが書き込みを呼び、結局ネット上ではかなり悪評価になったようだ。

しかし、スタート位置の変更やフィニッシュ会場でのオペレーション変更で良くなった部分もたくさんあるし、そもそも完走メダルの手渡し場所は、ランナーの参加案内にちゃんと書いてある。

参加案内を読んで出走した私には何が悪いのか全然わからない、ストレスフリーの大会であっただけに悲しい驚きであった。
とくしまマラソンは、僕の初フルマラソン。そしてサブ3.5達成マラソン。エントリーを考える時、最初に惹かれたのは後夜祭の存在。走り終えたランナーご地元のひと、主催ディレクターサイドと交わり、呑み食べ集う。素晴らしいではないか。

とくしまマラソンは、沿道の阿波踊りの連、熱い私設エイドなどでも評価が高くマラソン100選にも選ばれていた。

なので、何も気にすることはない。改善への地道な努力はあった方がいいが、根本的に悪いところなど何もない。

しかし今年のとくしまマラソンは大きく変わろうとしている。昨年、前日もランナーズオアシスとして開催された後夜祭が今年は当日だけ。

市民病院中心に熱心にやっていた救急救命講習や前日イベントはなくなり10周年記念FUNRUNに置き換わってしまつた。

多分一部ランナーに評判の悪かったお遍路さんをモチーフにした萌キャラデザインの完走メダルもなくなる、普通のものになるだろう。

そこまで悪くない。たとえ悪くても開催地には開催地の事情も限界もある。直接現場で感じた改善の積み重ねは大事だが、ネットでの評価をそこまで気にしなくてもいい。 

できる範囲の大会をできる範囲でやれば伝わるのではないか。

とくしまマラソンはまったく悪くない。失敗はある、が、一所懸命ボラティアや地元が支えている。

それでいい。それで守られて安心して楽しく走れるのである。

明日、僕は3時間25分切りをめざして一所懸命走ろうと思う。

だから、とくしまマラソンを支えるみなさんは、できる範囲で今までの少しユルい、けど、こころのこもった応対を一生懸命やっていただければそれで十分。

ウェイブスタートの採用などチャレンジの精神も素晴らしい。(SABの第1ウェイブの適用タイムの表記に、誤りがあつたが、webで出ているので、参加ランナーは、自分のこととして、競技者として良く見ておいて欲しいと思う。参加案内に間違いがあったから、また叩かれるか? でもアナウンスなどで取り返しのつくゴメンで済むことである。)

だからとくしまマラソンを支えてくれているひとたち、は自信を持ってやってほしい。

僕にとって、あくまでも個人的な好き嫌いからいえば、マラソン100選どころか日本一のマラソンである、去年も今年も思っている。

ウェイブスタートの選計測については、正しくはこれ。

第1ウェイブの人の計測基準