仙台国際ハーフマラソン、霧雨が降り止まぬ、珍しいコンディションの大会となった。
スタートブロックに並ぶ前も小雨。雨・汗で最終的にびしょびしょになるのはわかっていても、レース前に濡れるのはいや。競技場むかえのコンビニで雨具を買おうとするが、既に売り切れで仙台市公認・ゴミ袋をゲットして、クビと腕が出るように穴を開けて雨避けに。(バックプリントに赤く大きく仙台市公認ゴミ、と書いてある。)
雨でしょうがない分はさておき、運営は、流石にボクなんか出れるとは思わなかったエリート中心の由緒ある大会だけに、放送などもしっかりしておりイベント製は薄いが硬派な感じ。トイレも競技場内にたくさんあり、ストレスはない。
スタート前セレモニーも比較的簡単。しかし、3.11の黙祷は流石に静まりかえって、それも印象に残る大会でした。号砲の前のカウンドダウンガなく、静か。
スタート!
序盤から、Aブロックと言え、4:00/kmで飛ばすほど、空いていないので、ほぼイーブンペースで推移。ほとんど平坦なコースだけど、大阪ハーフマラソンに比べるとアップダウンが小刻みに繰り返される感じ。でも青葉城を行き、常禅寺どおりの緑のトンネルみたいなところを行き、いい眺めだ。(それほど楽しんでいる余裕もないけど。)雨でしっとりしているのでなお綺麗な感じ。
途中、気になったのが、倒れているランナー脇を通り抜けた時。既にスタッフが手当てしていて、気になったのでスピード落とし、駆け寄ろうとしたら、後ろのランナーと接触しそうに。やむなく、そのまま続行。あと、ずっとどうなったか気になったので、もっと早く、駆け寄って救護に加われば良かった。と反省。とくしまと世界遺産姫路城マラソンでは、ちゃんとカラダが対応できたのだが。
(反省。しかし、翌日の新聞でAEDを使うような場面はなかった、と救護体制・ランニングドクターの記事がwebで出ていて、一安心。)
途中、きゅうちゃんのハイタッチもゲット!「今度の黒部も行くからね!」「ありがとう!がんばってー」なんてやりとりも出来て、照れずに大きな声が出るので、ボクはトクだなあ。(笑)
終盤は、橋!。同じ橋を一度上り下り、フィニッシュ1km手前でもう一度上り下り。これがラストスパートの計算にはいってくるので、結果、ペースがあがらない。あと1km手前から橋の下りも利用してペースアップ。フィニッシュの競技場トラックはほぼ1周に近い3/4ほどを走る設定だけど、ここで息が上がる寸前まで走り込んで、最後は、もう周りを抜く元気も残らないくらいの完全燃焼でフィニッシュ!
高速コースの名高い大阪ハーフマラソンでの私の記録1:35:06とも伍する1:35:43!
シューズもウエアも髪もずぶ濡れ。登録の部の選手が使える更衣室からはみ出て、横手の競技場用器具倉庫で、競技役員さんらにまじって、着替えていることに。
(そしたら、かっこいいおねえちゃんがいるんだけど。)
まわりでも平気で着替えてる日とも居るけど、本人は気にしてないみたい。ショーツ履き替えるのは流石にはばかられてさらに隅っこの見えないところに。。
なるほど、地元の古くからの大会で競技役員も出走する選手も、顔見知りで和気藹々で成り立ち、発展してきたのだろう。この大会は。
イベントとしては伊達の美味いもん?フードコートへの動線が狭く、行くのを断念したので近所の食堂ですませたのが唯一残念なところか。
その分地元のお店でゆったりできた。得意のびいるも大瓶を所望。流石に、知ってる人は知ってる、という感じの食堂で、わいわいがやがやいい雰囲気。イベントに行けなかったのは帳消しだ。
また、宿舎がたまたま被災地のボランティア活動で昼食をとったお店の筋向いで、縁を感じたな。帰りはやはり、津波高さの表示があちこちに残る仙台空港からピーチで大阪へ。足を伸ばしたいので、非常出口のところのやや広い席に追加料金で変更。これ、正解。行きは窮屈で、ひたすらびいる呑んでいた!(ほんならええやんか!って?)
LCC,関西空港第2ターミナル初体験、など、ほぼ観光の時間もない雨の中走るだけの仙台だったけど、十分楽しめました!目標のイーブンペースでの走りも出来たしね!