年度があらたまってのを機会に、昨年度の仕事について書く。
個人的な振り返りではあるけれど。
昭和59年(1984年)に大阪府に就職して以来、「自分の仕事は改革だ、お役所仕事を打破する」と思って自分なりに懸命にやってきた。
大阪府は改革に熱心な自治体だったと思うが橋下知事が登場して、まだまだ変わり切れてない部分があったと自覚した。
そこからどれだけ彼の改革を先取りしてボトムアップで実現できるか勝負した。
やろうとしたことには賛否あると思う。
しかしメールがトップから飛んできたり、行事の合間にも「ちょっとちょっと」なんて呼ばれたりして、時には反対意見を具申したり、自分のメールに否定的な反応をいただいたこともある、そんなことはめったにあることではないだろう。
あるイベントでは「予算がなくてもやりますか?」と問われ、請け合ったばかりに大変な思いをした。
結果、潮流が一致し、行政の仕事をNPOに引き継いでいただけた事業もある。
結果、泣く泣く止めざるを得なかった事業もある。
今、まだ、私が、(知事ではなく私が)やろうとしてやれなかったこともあるので、市長に転じられたのは残念なところもある。本当は。
今は昔。昨年10月30日の大阪で3万人規模のマラソンが終わった翌日の時点に遡ってこの日記を書いている。
私は業務の片付けでスタート会場の大阪城公園付近で関係先を訪れていて、退庁される一瞬にも立ち会うことができた。
(一大決心してこの期間のことを総括しようとして書きそびれていた。)
善し悪しではなく一緒に役所の改革に打ち込んで来た、と思えてならないので、良いことも悪いことも、とにかく感慨深いのである。
これからもしぶとく頑張っていきたい。