昨年の今日、能勢のARKからLeoを迎えて1年。あの時はARK名で「バナー」と呼んでいた。そう、一旦人間社会から離れてしまった犬は名前すらわからない場合がある。今回の震災・原発事故で保護された他の犬も同じだろう。多くの避難された方は避難が長期に渡ることを予想できなかったろうし、ましてや家畜やペットは何らかの方法で救出する、あるいはすぐに連れ出すつもりだったろう。

結果、人間の居なくなった土地で放浪を続けることを余儀無くされた。すぐに名前が判らないのが普通だろう。

Leoは、ARKで4月に南相馬で保護されてから元の飼主の状況と名前がわかった。避難生活ゆえであろう。飼い続けることは出来ないとのことで、里親探しがはじまり、約2カ月後にわが家に来たわけだ。

最初は何とまあおとなしいわんこか?と思ったけど、一年付き合ってみて最初は随分無理をしていたのだな、と思う。

ARKて初めてLeoと出会った時は本当は大嫌いな、抱っこまでさせてくれた。気を使っていたようである。

一皮剥け、二皮剥け、大きな吠え声ややんちゃぶりを発揮し、甘えてくれるようになった。

大きな病気もした。
最初はとても痩せて居てさらに体重が減り続けた。
気になるくせがあり、治らない。(極めてゆっくりではあるが改善はしている。)

独りでごはんを食べたがらない、など。。

だから、まだ本当のLeoがどこにあるのか見えていないような気がするのである。