Leoが考えるわけではない。勝手に感情移入しているだけ。
昨夜千日詣りに行った僕は東京で下宿していた期間以外はほぼ藤井寺に住み続けている。
他に住むとしたら、吉野かな。それくらいしか思いつかない。でも春だけが良い。(それでは住むことにならない。)
東京なんてさぞストレスがたまるだろうな。河内の人間には。
そこでLeoである。
写真のように、大層くつろいでいるように見えるが、いぬってそもそも環境の激変、遠隔地にいきなり遷されたらどう感じるのだろう。
南相馬から能勢。そして藤井寺。市内ほどでなくても大阪の夏は東北育ちには厳しいのではないだろうか。
牧場でほとんど放し飼い状態だったのかも知れないが、今はお座敷犬になっている。でも、もともとお座敷犬だったのかも知れない。
そう、原発と地震に翻弄され大阪に来るまでのLeoの修正や育った環境を、それすら僕は知る術もない。
よって、慣れ親しんだ生活を復元する努力すらできない。
たぶん、こっちの方が好きだろう。と想像するしかない。
かと言って元の状態にたとえ戻せたとしても、またまた環境激変を体験させることになるんではないか?
などと考えつつ、
Leoはどう思っているのだろうか?
いぬにとってのふるさととは?
アフリカから連れてこられた動物園の動物にとっては
(フラミンゴもどうやら自由が良いらしいけど)
僕なら見知らぬ土地に突然移り住むことになったら相当まいるだろう。
でも、たぶんLeoはなんにも考えていないのだろう。そんな顔をしている。だからかわいいのである。