一週間経った。
なんか、今まで居た大坂城のふもと、が、中村主水の”役所”と同じロケーションなのに比べたら、もうほとんどSF的な感覚。
すべてがハイテクで都会的だ。
通勤時間は私の場合、時短導入前に比べ、10分早く家を出ないと行けない。か、一本早いだけ。意外に近く、なれた。
慣れないのはあ。
エレベーター。電車みたいに行先が4つあり、指定の階にしか行かない。群制御方式交流インバーター、と言ってこれも電車みたいにダイヤどおりに動いているらしく、乗り間違ったり、乗り遅れると遅刻する可能性すらある。
揺れる。しかし、新幹線並みの高速エレベーターだから多少はしかたない。
トイレは、壁に穴が空いていて、空気中に蒸散させる方式で、処理の問題が発生しない、と聞いていたが、これはさすがに思い込みであった。窓に向かって放出する方向性には違和感がある。
空調。窓が開かないので、大阪府が真剣に高熱費をケチっている中、夏場に熱中症の職員が続出しないか心配である。冬の今は、温室と同じことだから快適。1階のローソンの冷蔵庫は、58階の外気を取り入れるだけ。
冬は、地下階の地熱を給湯に使ったり、高度による温度差を最大に活用してるせいか、快適であり、しかも光熱費が府の支払い能力を超えることはなさそうだ。
部屋の鍵は、リモートで開け閉めできる。ただし、セキュリティシステムに疑われると、鍵を持ってても開かないし、警報がなるので悪いたくらみを思い浮かべたりしたら大変だ。
渡り鳥がしょっちゅうぶつかるのて、申し訳ないと思う。毎月一度、鳥獣墓場と称して供養を営みたいくらいだが、公務員に求められる宗教的中立と相反しないか心配である。
ハシゴ車が届かないので、中層階以上にはパラシュートが装備されている。いずれ射出座席が装備される予定ではある。
配置されてる公用車はすべて自転車だったりもする。エコロジー。(これだけは本当に本当です。ほかは多少は誇張などありますので、皆さん、訪問のうえ、確かめてからヒトに語ってね。(笑)