すごい。すごすぎる。
今日の講師AB氏の熱意にひっぱられて、19時から24時までのrehearsalとなりました。
「レガート奏法は息を切ったらだめ。息を活かしたまま」(タンギングで切るのか。目立たぬように。管楽器はわからないが、ホーンセクションは敏感に反応してさらに素晴らしいサウンドに。)
みっちり1時間かけて1曲目終了。緊張感が途切れてはだめ。オーディエンスに届けようとするものが何か、はっきりしていれば、音楽が表現が伝わる。気を抜いて楽譜ズラだけうまく吹こうとすると緊張感がなくなり、バレル。KLM講師が怒るとしたら、それが見えた瞬間だ!
見事にハイな状態に持って行かれて、終電がなくなるのも忘れてすべてのレパートリーを通す。時計は12時をまわっている。モチベーションだけは負けずにたもったな。でも本当は技術的にはむちゃくちゃ、私はへた。認めざるを得ない。
まあ、しかし早朝練習だけで前回の練習からなんとかだいぶ進歩した。進歩したら次の要求がまた厳しい。リズムセクションからも、ホーンからも「ここはこうやって」。まともに要求してもらえるのがうれしかったりする。「あかんわ」思われる寸前だけどそう思われたらおしまいだ。
ブルース調のとある曲では、徹底的に自己を爆発させる訓練。間違っていても乗れれば間違ってない。間違ってはいかんところを間違うとサウンドが壊れる。
普通はあり得ない派手なサックスソロ、ばしばしのドラムス(ぼくちゃん)、みんな息が切れる。
2拍子ノリで心地好いマンボ、16ビート、いわゆるランナーズハイの状態に陥り、恍惚とした快感を感じ、大変良い体験になった。
さすがに3時過ぎに帰り着くと疲れた、がこの高揚感を今でないと書きとどめられない。うー、なんて素晴らしい体験だったのだろう。