とくしまマラソン2016完走記(体験記(3))

 3時間26分27秒!最終的にとくしまマラソン2016は、目標のサブ3.5達成、自己ベスト更新で目標をクリアできたのだが、そのプロセスではいろいろなことがある。
 前日イベントとランナーズ・オアシスを思いっきり楽しんで、もう、前日だけで満足しかねないいちろべえであったが、当然本番は走らなければならない。
 当日朝は、ほとんど必ずと言っていいほど、あーエントリーしたのはいいけど、調子悪い走るのやめようか。あー、故障なく完走できるかな、やめるなら、今、途中でリタイヤはよほどどこで中止するか決心が要るし。などと考えるのだが。開会セレモニーやら、前後隣のランナーたちやらとの語らいで、じわっとモチベーションがあがってきて、結局スタートすることになる。。
 
 そこそこのタイムで走りきったわけだから、さぞシリアスに走っただろうと思いきや、きゅうちゃん、子ども、沿道応援のおねえちゃんとハイタッチ、そうめんも食べれば、終盤になるほど「頑張るぞー」「あと5km!」などと叫ぶ。かなりアゾビのプログラムもしっかりこなしている。
 ただ、ルールブックから言っても携帯電話は荷物の中に。数百グラムの重量も、ダイエットしようとするとどんだけ大変だか解るので、写真は諦めて、手荷物の中に。しかし、今回は結果、おまけとして、iPHONEアプリがウォーミングアップから手荷物預けに向かう時に起動したままになっており、荷物運搬トラックの軌跡がとれた!(笑)こんなルート通ってるんだ。最徐行で走っているのか、スピード遅いな(^^;)

 さて、レース展開。スタート時点で陽射しがそこそこ強く、暑くなる予感。とまっているとそうでもないけど、走り始めたらすぐ暑くなるだろう。ネッククーラーバンドをウエストポーチの中に仕込み、給水所で濡らすことにする。これ、水が効率よく蒸散し、気化熱が奪われるしくみになっているらしい。首筋が常に冷たく、しないより、頭や顔が熱くなってぼおーとすることが抑えられる。
 スタートはSゾーン。周りは速いしランナー密度は高くない。新コースに切り替わったメリットは大きい。スタート直後県庁横の道路から橋を渡るところの右カーブが直角過ぎる、路面のキャッツアイで転びそうになる、など不満の声もあったようだが、直角カーブはコース図でトレースできているし、路面の凹凸は常に気を付けているので、さほどの問題ではないと感じた。前のランナーとの間隔をぎりぎりまで詰めるように気が焦ると確かに大変かも知れない、が序盤だし。
 きゅうちゃんの声にも元気づけられて、スタート。Sゾーン走者の矜持、2kmまでくらいは4:00/kmくらいで走ってやろうと誓う。うん。走り始めはいい感じ。抜かれるでもなく抜くでもなく、流れに乗っている。4:30/kmくらいにペースが落ち着くまで、徐々に抜かれていくくらいで落ち着きたい。
 しかししかし、本番では初めて!GPSウォッチが現在位置をロスト。現在位置をトレースできていない!当然ペースは正確に把握できない。3:03/kmなどとあり得ないペースを表示し、「LOST」「–:–:–」などと言う表示を繰り返す。ペースが正確に把握できないので戸惑うが、「時計で測ったらええやん。」距離表示を探すけど、5kmまで距離表示なかったようだ。いくら走っても2kmも3kmも出てこない。でも、スタートから10分、15分と時計の表示は進んでいくので、しばらく回りのランナーを観察しながら5:00/kmから4:45/kmくらいで走るよう心がける。確か6kmの距離表示で25分経過、と時計と距離と同時に把握できてから、落ち着いてペースを計算できるようになった。GPSに気をとられてハイペースになりすぎず、結果的には良かったのかも知れない。しかし、値段とデザインで選んだGPSは失敗かもしれない。
 暑い。給水所では必ずアミノバリューで給水。立ち止まらないでスピードダウンを最小限に、少量ずつを実行。7km当たりの給水所からネッククーラーバンドを使い始める。ないと頭がのぼせた感じになるのが、ぐっとマシに。
 奈良、北九州と序盤飛ばしすぎ、左膝のダメージが後半に出て最後若干スローダウンする展開が続いていたので、今回はイーブンペースを保ち、右膝は最後まで壊さないことを目標にしていた。練習も利き足の左脚に頼る走り方を直し、左右のバランスが保てるよう意識してきた。
右脚の大きな筋肉を使うイメージ。
 折り返し点の橋の登り、コース変わってあそこがちょっとした難所になっている。淡々と上る。そこから、走る方向が変わるので、全体としてゆるい下り勾配、追い風になり、気持ちが楽になる。
 それでも、25kmくらいからふくらはぎがけいれんする予感がしてくる。大腿を使ってストライドを保って走るイメージで乗り切る。若干ペースも落とし、5:00/kmあたりで30km過ぎるまで我慢の走り。後半崩れると何にもならない。
27kmだったか。そうめんの給食は、しっかり楽しむことに。ダシの塩味が効いて生き返る心地。他でも塩、バナナ、バランス栄養食、梅干し、と給食のお世話になる。本当にありがたい。プライベートエイドはあかんのだけど、ミカンの皮向いたのと、昆布茶だったか、なかなか良いなと思った。
 と、暑さ、脱水の心配は無用で経過するのだが、給水と給食が続き過ぎたのか38kmくらいで一時胃が不快になり、軽く吐く動作をする。幸いすぐ回復。食べ過ぎるといかんのかなあ。エネルギー切れはカイヒできているけど。
 後半、向い風のように感じられる瞬間もあり、大阪マラソンのコースを思い浮かべながら、もう住之江公園まで来たのと同じ、などとイメージを描きながら走る。km表示が現れるのが遅くなってきたような感じがする。
 きゅうちゃんがハイタッチに着てくれたのが、37km過ぎてからだったろうか。まさに救世主登場。「きゅうちゃん!ありがとう!」「これで頑張れる!完走間違いなーし!」と叫びながらペースアップ。(周りのランナーから失笑が。シリアスに自己記録更新をかけて走るランナーは何をわざわざ体力をロスしているのか?と怪訝に思うのかも知れない。でも、沿道とのハイタッチ、応援やボランティアへの「ありがとう」、など、声を出して自分を高めるほうが結果的に状態を保ち、速く走るのに効果が出ている気がする。
 暑さは、最初やばいな、と思ったけど、後半は曇りがちで少し助かった。アミノバリューに続き、後半に必ずふんだんに用意されている水を、クビと膝にかけ続け、なおかつ給水所でのペースダウンも最小限にしながら走る。(笑)
 ボランティアさんにひしゃくで水をかけて貰うのはやめたほうが良いかも。気持ちいいけど、かけすぎたり、シューズの中にはいると気持ち悪いので、パフォーマンスが落ちる。
 37kmを過ぎてからは、スピードを保ちつつ、出来ればスピードアップを、そして脚が壊れないか、加減しつつ、徐々にスピードをあげる。なので、JALのCAさん達のプライベートエイド、キーウイジュースだったか、惜しいけど見送り。競技場に入る前のクランクの連続するあたりから俄然スパートをかけて、何人も抜き去りながら、直前のランナーとともにテープを切らせてもらった。快感。
 荷物のオペレーションは昨年からおなじみ。ナンバーカードを見て、さっと探してくれるのだけど、今年は、なかなか見つからない。ふと予測よりもずっと手前にあって盲点になってしまったようだ。私の足元からそんなに遠くないところにあったのだが、私も気づかなかった。わ、こんなところにあったあありがとう!と気持ちよく受け取る。競技場のフィールドで、荷物をひろげ着替える設定。着替えの前にフィニッシュ後のコメントをインタビュー撮影してくれていたのに、ちゃっかり加わる。
「昨年のとくしまが初マラソン。1年後の今年サブ3.5達成できてとても感慨深い大会でした!やったー!」

 フィッシュカツをもらい、ふるまいのうどんで空腹を癒し、冷えたOS1とアミノバリューで給水。フィニッシュ後も気持ちよく楽しんだ。
 昨年は選ぶ間もなくバスに乗ってしまったのだが、クルーズ船乗り場に向かい、ランナーズ・オアシスでもまた楽しむのであった。